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岡本 芳浩; 林 博和; 小川 徹
Journal of Non-Crystalline Solids, 205-207(PT.1), p.139 - 142, 1996/00
分子動力学法を用い、実験報告のない溶融YClの粘性率の推定を試みた。計算では、従来の完全イオン性モデルに代わり、湯川型のしゃへいクーロンポテンシャルを用いた。ポテンシャルのパラメーターは、静的構造やラマン振動数などの実験報告値を満足するように決定した。計算結果は、完全イオン性モデルに比べ、静的構造はもちろん動的性質である電気伝導度においても実験値と格段に良い一致を示した。次に溶融YClの粘性率を、スーパーコンピューターを用いた大規模な計算から推定した。得られた値は溶融塩のモル体積と粘性率を物質固有の還元パラメーターを用いて1つの式にまとめたJanzの対応状態則に良好に合致した。また、希土類塩化物融体の対応状態則において、粘性率が結晶構造の違い(UCl型とAlCl型)によって分類されることを見出した。